施工管理技術検定の問題見直し|2級の電気工事2次試験の経験記述はどうなった?
施工管理技術検定では、2024年に経験記述の問題が見直されました。
2024年11月24日に実施された、2級電気工事施工管理技術第二次検定ではどうなったでしょうか。
事前に試験内容を見直すとの提言どおり、経験記述の問題はなくなりました。
そして1級の電気工事施工管理技術検定と同じく、与えられたテーマと条件下の工事を想定して答える形式に変わりました。
本記事では2級電気工事施工管理技術検定の問題を、2023年と比較しています。
また2024年の問題から、来年はどのように出題されるか予想。
2025年に受検する予定の人は、ぜひ参考にしてください。
2級電気工事施工管理技術検定の経験記述はこんな問題
2023年の電気工事施工管理技術検定では、経験記述の問題が出ました。
経験した電気工事について、以下の事項を記述します。
- 工事名
- 工事場所
- 電気工事の概要
- 工期
- 電気工事での立場や担当した業務内容
さらに経験した電気工事について、安全管理について次の3点を回答します。
- 安全管理上留意したこと
- 留意した理由
- 対策や処置
建築や土木の経験記述と同様の出題形式でした。
経験した工事概要を答え、与えられたテーマについて対策や理由を答えます。
2024年に2級電気工事施工管理技術検定の経験記述がなくなった
経験記述の出題形式は、内容を丸暗記するだけで対応できる点が問題視されていました。
そのため2024年からは問題形式を見直すと発表されていました。
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1級と同じく、問題1では問AまたはBから選択して答える形式です。
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どちらも工程管理について問われていますが、それぞれ条件が違います。
問A:屋外作業の場合
問B:土日祝しか施工ができない場合
土日祝しか施工できないという条件は、オフィスビルのような場所が想定できます。
平日は働いている人がいるので、休日に電気工事を行うイメージです。
1級の電気工事施工管理技術検定と同じで、条件付きの工事について答える形式です。
2025年の2級電気工事施工管理技術検定はどんな問題が出る?
2級電気工事施工管理技術検定は、経験記述よりもシンプルで分かりやすい出題になりました。
来年も同様に、提示された2つの条件から選んで回答する形式が予想されます。
例えば以下のようなテーマが想定されます。
- 工程管理
- 安全管理
- 品質管理
- 環境
2024年の条件であった、屋外と土日祝が変更になるかが注目されます。
同じ条件ではなく、夜間、運用中施設、高所、などの違ったパターンで出題される可能性もあります。
想定できるテーマに対して、さまざまな条件下での留意点や処置を回答できるよう対策が必要です。
まとめ:2級電気工事施工管理技術検定はシンプルな記述問題になった
2023年までお決まりのパターンであった経験記述の問題。
2024年には見直し宣言どおり、経験記述の問題はなくなりました。
与えられたテーマと条件下の工事を想定した記述問題で、非常にシンプルな形式です。
2024年度の2級電気工事施工管理技術検定を受検した人がいましたら、試験の手ごたえや感想をぜひ動画コメント欄にお寄せください。
今後も施工管理技術検定についての新たな情報があれば、施工管理チャンネル by 株式会社ライズにて発信していきます。
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