2級の建築施工管理技術検定から経験記述は無くなった!第二次検定の改定結果

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タイトル:建築2級2次の施工管理技術検定はどうなった?

2024年の2級建築施工管理技術第二次検定が、大きな変化を迎えました。
今年から「経験記述」の問題が廃止
この見直しは試験前から提示されていたもので、1級の第二次検定と同じ改定となりました。

試験内容が変わることで、どのような対策が求められるのか、不安を抱える方も多いのではないでしょうか。
本記事では、今回の改定内容を詳しく解説するとともに、来年の問題について予想
これから挑戦する方はぜひ最後までご覧ください。

これまでの2級建築施工管理技術検定の経験記述

これまでの問題はどうだったか?

建築施工管理技術検定は、2024年の試験から経験記述問題について見直すと発表されていました。

これまでの問題は、経験した工事を記述する形式でした。
2023年に実施された、2級建築施工管理技術検定の問題を紹介します。

経験した建築工事のうち、受検種別に係る工事の中から工程管理したものを選び、以下情報を回答します。

  • 工事名
  • 工事場所
  • 工事の内容
  • 工期等
  • 施工上の立場
  • 工事中の業務内容

さらに以下の項目Aからテーマを選び、項目Bに沿って具体的な事例を回答。

【項目A】

  • 材料
  • 工事用機械・器具・設備
  • 作業員

【項目B】

  • 工種名または作業名
  • 遅延させる恐れがあった当時の状況とその理由
  • 遅延を防ぐために行った対策

参考:令和5年度 2級建築施工管理技術検定 第二次検定問題|一般財団法人建設業振興基金

これまでの経験記述ってこういうこと!

  • 自分の経験した工事の概要を記載
  • 選択肢の中からテーマに影響を及ぼす恐れのあったものを選択
  • 選択したものとテーマに関する対策を記載

2023年のテーマは工程管理でした。

テーマである工程管理について、さらに以下の問題が続きます。
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令和5年度の2級建築施工管理技術検定問題2
引用:令和5年度 2級建築施工管理技術検定 第二次検定問題|一般財団法人建設業振興基金

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2022年以前もテーマが変わるだけで、経験した工事について記載する形式でした。

2024年に2級建築施工管理技術検定では経験記述が無くなった

問題はどう変わったか?

2024年の2級建築施工管理技術検定では、自分の経験した工事について問われていません。
つまり経験記述が無くなりました。

問題では施工計画時における考えを問うており、対象となる工事概要が与えられています
工事概要は以下の3パターンが用意されています。

  • 新築
  • 解体
  • 改修

それぞれのパターンについて、以下項目などの詳細条件が示されています。

  • 工事内容や工期
  • 建物面積
  • 主要構造
  • 最高高さや階高
  • 外装や内装

より詳細な条件は以下ページの検定問題をご確認ください。
参考:令和6年度 2級建築施工管理技術検定 第二次検定問題|一般財団法人建設業振興基金

この与えられた条件の工事を行う上で、施工計画時に以下3つの視点について検討します。

  • 施工または作業の方法
  • 資材の取り扱い方法
  • 施工中または施工後の養生方法

それぞれの視点について、回答すべき内容は以下の3つです。

  • 工種名または作業名
  • 検討すべき作業内容と懸念事項
  • 懸念事項の対策
経験記述との違いは?
自分の経験した工事についてではなく、与えられた工事概要について回答しなくてはなりません。
問われている内容は、テーマに対する課題と対策です。
テーマは2023年が工程管理、2024年が施工計画でした。

さらに以下のように問題が続きます。

———-

令和6年度の2級建築施工管理技術検定問題2
引用:令和6年度 2級建築施工管理技術検定 第二次検定問題|一般財団法人建設業振興基金

———-

品質低下と公衆災害についての問いです。
それぞれを防止するための検討事項、理由、対策などを回答します。

2024年の試験内容見直しで、1・2級どちらも、建築施工管理技術検定は工事概要が与えられる形式に変わりました。
ただし1級の場合は、2級のように工事事例は3つではなく1つです。
1級の建築施工管理技術検定については、以下の記事をお読みください。

1級建築施工管理技術検定|令和6年度の2次記述はこんなに変わった!

2024.12.02

2025年の2級建築施工管理技術検定はどうなる?

来年の問題はどうなる?

建築の施工管理技術検定では、経験記述が無くなりました。
来年以降も、提示された工事概要についての出題であると予想できます。
1・2級どちらも、工事概要を提示された出題であったからです。

テーマが同じく施工計画についてであるか、品質管理や工程管理のような内容に変わるかが大きなポイントになります。
また問題2の品質低下と公衆災害についても、どのように変化するかがポイントです。
どのようなテーマが与えられても答えられるよう、さまざまな視点で対策しましょう。

どんな問題が考えられる?
一般的なRC造の建築物で内装や基礎について詳細な条件を提示。
与えられたテーマについての課題と対策が問われるでしょう。

まとめ:2級の建築施工管理技術検定でも経験記述は無くなった

2級の建築施工管理技術検定では、自身の経験した工事については問われませんでした。
1級と同じく、工事概要が提示されています。

来年も同様に、与えられた条件での工事を想定させる出題形式でしょう。
2024年度の2級建築施工管理技術検定を受検した人がいましたら、試験の手ごたえや感想を動画コメント欄にお寄せください。

今後も施工管理技術検定についての新たな情報があれば、施工管理チャンネル by 株式会社ライズにて発信していきます。
チャンネル登録して、新しい情報をお待ちください。

この記事の内容は、以下の動画で解説しています。あわせてご覧ください。

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