技術士試験の対策|50代でも合格できる!一次・二次試験の効果的な勉強方法

「技術士の試験対策って、何から始めればいい?」
「過去問だけで大丈夫?」
「どのくらい勉強すれば受かる?」
そんな疑問や不安を抱えていませんか。
技術士の一次試験は選択式ですが、基礎科目・適性科目・専門科目と幅広い知識が求められます。
効果的な対策をしないと、時間をかけても合格に届かない場合も。
二次試験は筆記と口頭になるため、さらなる対策が必要です。
本記事では実際に合格した古市さんの勉強法をもとに、どのように学習を進めればよいのか、効率的な勉強法や必要な準備を詳しく解説します。
試験対策で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
技術士の一次試験の対策
技術士の一次試験は選択式です。
5つの選択肢から、1つの正解を選びます。
試験内容は、以下の3科目に分かれています。
- 基礎科目
- 適性科目
- 専門科目
このうち基礎科目と適性科目は、科学技術全般にわたる基礎知識を問われます。
全部で21部門ありますが、専門科目以外は共通の問題です。
一次試験対策①:過去問の反復学習
一次試験の対策は、過去問を用いた学習です。
過去問から同じような問題が出題されるケースが多いからです。
5年分の過去問に挑戦してください。
これらが解けるようになると、問題の傾向が分かります。
よく出る傾向のある問題を、重点的に勉強しましょう。
施工管理技術検定と同様に、技術士試験でも過去問を繰り返し解くのが有効です。
技術士一次試験の過去問はこちらから、PDFで入手できますよ。
一次試験対策②:基礎知識の学習
技術士の一次試験では、以下のような科学技術全般から出題されます。
- 物理
- 数学
- 生物
古市さんは学校を卒業してから時間が経っていたので、このあたりの基礎知識もつける必要がありました。
そのためまずは、基礎知識を総復習。
復習して知識をつけると、過去問がスラスラと解けます。
建設部門を受けるからといっても、建設だけの知識では受かりません。
基礎知識も勉強して、一次試験に臨みましょう。
一次試験対策にかける時間
古市さんは技術士を受験した1年目、勉強せずに受験したそうです。
結果は不合格でしたが、あと2問正解していれば受かる状況でした。
そのため2年目は11月の試験に向けて、4月から勉強開始。
1日1~2時間の勉強を、半年間続けたそうです。
結果として、2年目で合格しました。
1日の勉強時間や、どのくらい基礎知識があるかにもよりますが、半年前から勉強できると安心です。
技術士の二次(筆記)試験の対策
技術士の二次試験は、論文の筆記試験と口頭試験に分かれます。
筆記試験では以下の内容が問われます。
- 専門知識
- 応用能力
- 問題解決能力や課題遂行能力
これらについて、以下の3種類の論文筆記試験で構成されます。
- 建設部門全般の課題を解決する問題
- 選択科目に対する応用能力や専門的学識の問題
- 選択科目に対する課題を解決する問題
建設部門全般の課題を解決する問題とは、災害対応やインフラ維持管理の課題など、業界全般が出題範囲です。
自分が経験していない分野が出題される可能性もあります。
幅広い視野を持って答えるよう、求められています。
筆記試験対策①:問題に対して素直に解答する
二次試験の論文筆記試験は、問題に対して素直に解答します。
例えば「○○の計画を考えろ」と問われたのであれば、「○○を計画する」と答えます。
「○○を実施する」「○○が必要である」と答えてはいけません。
論文筆記試験では、問題文と解答の整合性を図らなくてはなりません。
問題に対して語尾を合わせる、これがポイントです。
筆記試験対策②:漢字をすぐ書けるようにする
普段パソコンで仕事をしていると、漢字が思い出せず詰まってしまいます。
解答時間が短いので漢字の練習が大切です。
古市さん自身も、漢字に詰まってしまい解答用紙1枚白紙になった経験があるそうです。
社会人になるととくに、手書きで文字を書く機会は減ります。
メモを取るのように普段から訓練すると、漢字を忘れずにすぐ書けるでしょう。
普段の業務でも試験対策ができ、時間を有効活用できます。
筆記試験対策③:普段から問題意識を持つ
論文の課題は、毎年問題文が変わります。
そのため問題を読んでから論文の構成を考え、問われた内容に対して忠実に解答します。
限られた時間内でこれらを実施するのは、容易ではありません。
普段から、考える・受け答えする訓練を行いましょう。
問題意識を普段から持てているかどうか、これも筆記試験の対策につながります。
技術士の二次(口頭)試験の対策
口頭試験では、試験官3名の前で質疑応答があります。
質問内容をよく聞き、自信をもって答えなければなりません。
実務経験は高い精度で分かりやすく記載する
技術士の二次試験を申し込むとき、実務経験証明として業務経歴を書いて出願します。
出願書類の段階で難易度が変わるので、高い精度で実務経験を記載しましょう。
実務経験の精度によって口頭試験での質問内容が変わる、と古市さんは言います。
実務経験の精度が低いと、口頭試験の質問内容が厳しくなります。
口頭試験では、技術士にふさわしい人間かをチェックされます。
精度の低い実務経験を記載すると、ふさわしくないのでは?と疑われるからです。
建設部門では、約10%の人が口頭試験で落とされます。
高い精度の実務経験を記載し、技術士にふさわしい人間であるとアピールしましょう。
古市さんの口頭試験体験談
古市さん自身も、試験官に厳しく突っ込まれたそうです。
業務経歴を見ながら、「ここは○○では?」のように指摘されました。
試験官が3名いたので、まるで圧迫面接のようでした。
建設部門の口頭試験では、ホワイトボードを用いた説明はあまり求められません。
しかし古市さんは、ホワイトボードに書いて説明しました。
いろいろと試験官から突っ込まれたものの、無事に合格できました。
技術士に必要なコンピテンシー
技術士は以下の7つのコンピテンシーが求められます。
この内容についても口頭試験で確認されます。
- 専門的学識
- 問題解決
- マネジメント
- 評価
- コミュニケーション
- リーダーシップ
- 技術者倫理
これらが備わっているかを、試験官が確認。
「○○の業務でマネジメントを発揮した経験はありますか?」のように問われます。
業務経歴として書いた、どの業務について問われるかは分かりません。
詳細を書いた業務について問われることもあれば、他の業務を指定されるケースも。
さらに業務経歴以外で、と指定される場合もあります。
どのコンピテンシーについて問われるかも分からないので、さまざまなパターンを想定する必要があります。
具体的な口頭試験対策はボイスレコーダー
古市さんのおすすめする口頭試験対策は、ボイスレコーダーを用いる方法です。
想定質問集とその解答を作り、ボイスレコーダーで録音。
ボイスレコーダーを再生し、質問部分で一旦停止して答える、訓練です。
さらに模擬口頭試験を受けるのも、対策の1つです。
古市さんは模擬口頭試験を受けるたびに「不合格」と判定されましたが、それでも受け続けたと言います。
筆記試験の合格発表から口頭試験までは、1か月もない人もいます。
古市さんも「どうせ受かっていないだろう」と思っていたので、合格を知って急いで対策をしたそうです。
とくに口頭試験については、早めの対策がおすすめです。
まとめ:技術士の試験対策は早めに!50歳からでも受かる!
技術士の試験対策は、早めに正しい方法で行いましょう。
- 一次試験:5年分の過去問を解き傾向を把握
- 一次試験:必要であれば基礎知識の学習
- 二次(筆記)試験:問題文に忠実に解答
- 二次(筆記)試験:漢字をすぐ書けるようにし常に問題意識を持つ
- 二次(口頭)試験:精度の高い業務経歴を記載
- 二次(口頭)試験:ボイスレコーダーや模擬口頭試験で実践的な対策
技術士の合格率は10%前後です。
その資格を50代で取得した古市さんの努力は、並大抵ではないでしょう。
古市さんは若手の技術者に対し、「早めに挑戦すると良い」と言います。
施工管理チャンネル by 株式会社ライズでも、若い技術者の挑戦を応援しています。
技術士の概要やその資格のすごさについては、以下記事で説明しています。
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