施工管理の未経験求人への応募者を増やすには?採用に繋がらないNG3選
「未経験者歓迎の求人を出したが応募されない」
「人手不足を未経験者で解消したい」
建設業・施工管理の求人では未経験者を歓迎する求人が増えています。
それでも応募者が少ないのは、求人票が伝わる書き方をしていないからかもしれません。
本記事を執筆している株式会社ライズは人材会社です。
建設とITの2分野を取り扱っていて、建設では施工管理を採用しています。
ライズの採用に関する経験・周囲の建設会社の声から分かった、「採用に繋がらない未経験者求人」3選を紹介します。
- 「施工管理募集」と書いてしまう
- 対象者が分からない
- 社内の雰囲気が伝わらない
建設業の人事や採用担当者で、人手が集まらないと苦労している人はいませんか。
求人票の書き方は、建設業界や施工管理の仕事に少しでも興味を持ってもらうことがポイントです。
転職者に魅力が伝わる求人票を作成し、若い未経験者の採用へ繋げましょう。
施工管理未経験者の採用が増えている
建設業では人手不足が叫ばれており、経験者の施工管理を採用するのは非常に困難です。
そのため若くて未経験である、異業種からの転職者を募集する建設会社が増えています。
さらに建設業界では残業規制が始まりました。
これが原因で人手不足・経営不振に陥る会社も出てきています。
会社の人手不足を解消させ、企業として成長し続けるためにも、若い未経験者の採用は必要です。
施工管理の未経験者を募集するポイントを意識して、求人票を作成してください。
NGな施工管理の未経験者求人①:施工管理募集と書いてしまう
求人票に「施工管理募集と書くように、職種名で募集してはいけません。
施工管理という仕事を、異業種・未経験者は知らないからです。
施工管理は職人さんのイメージを持つ人もいます。
建設関係の仕事までは分かってもらえても、工事現場にいる職人さんをイメージしてしまうようです。
間違ったイメージや、知らないワードであることから、施工管理募集と書くのは避けましょう。
施工管理ではスルーされてしまう
施工管理という名称では、転職者にスルーされてしまう可能性があります。
施工管理は現場で施工する職人の、管理・調整をする仕事です。
しかし仕事内容を理解している人は少ないのが現状です。
仕事内容が分からない求人票は、スルーする転職者は多くいます。
施工管理という仕事が一般に周知されていない以上、施工管理募集では応募してくれる未経験者も少ないでしょう。
施工管理を使わずに成功した例
施工管理というワードを使わずに、求人票に興味を持ってもらうことは非常に重要です。
10年ほど前、とある企業は施工管理を「プロジェクトマネージャー」という名称で募集。
名前に興味を持ってもらえたため、順調に採用できました。
施工管理もプロジェクトマネージャーも知らなかったとして、よりかっこいいプロジェクトマネージャーの方が興味を持ってもらえます。
採用したいのは、若くて未経験の転職者です。
ライズやその周囲の建設会社でも、「施工管理」のみのワードで求人を出すところはほぼありません。
若者ウケが良いネーミングで求人票を出し、見てもらう・興味を持ってもらうキッカケを作る必要があります。
NGな施工管理の未経験者求人②:対象者が分からない
求人票の給与の欄に、25万~50万円のような幅のある記載をしていませんか。
一般的にもよく見かけますが、建設業では昔から多い記載の仕方です。
これでは企業側が採用したい対象者が分からないため、応募につながりません。
- 給与25万~50万円
- 未経験者大歓迎!
- 経験者優遇!
気持ちは分かるのですが、求人票を見た転職者にターゲットが伝わりません。
25万円で未経験者を採りたいのか、50万円で経験者を採用したいのか、分かるようにしましょう。
未経験者を採用したいのであれば、未経験者に絞って求人すべきです。
ターゲットを明確にした求人票は、転職者も興味を持ちます。
NGな施工管理の未経験者求人③:社内の雰囲気が伝わらない
文字だけの求人票は避けましょう。
社内の雰囲気が伝わらないからです。
今はハローワークでも写真の掲載が可能で、推奨されています。
とくに若者は、文字をあまり読まない傾向にあります。
- TikTok
- YouTube
これらを使って、画像や動画で情報を得ることが得意です。
さらに複数エントリーが当たり前の時代のため、長い文章を最後まで読む人は稀。
ヴィジュアルで訴求する方が、若者には刺さります。
いくら写真を使った方がいいとは言っても、下記のような写真では伝わりません。
- 本社社屋
- 施工実績
- 社長や会長
先輩社員の写真や社内イベントの写真を使って、社内の雰囲気を伝えましょう。
まとめ:施工管理の未経験求人は分かりやすい求人票が必要
建設業に増えてきた未経験求人。
若い未経験者を採用するのであれば、下記点に気を付けてください。
- 「施工管理募集」と書いてしまう
- 対象者が分からない
- 社内の雰囲気が伝わらない
人手不足を解消し、会社が成長し続けられるよう、魅力的な求人票を作成しましょう。
この記事の内容は、以下の動画で解説しています。あわせてご覧ください。