地場ゼネコンの人手不足解消方法2選|4週8休で残業が少ない理由は?

建設業界の人手不足。
地場ゼネコンでも、もれなく人手不足に陥っています。
三重県出身の古市さんが勤める地場ゼネコンでは、20代の社員がいなくても人手不足を解消しています。
具体的な方法は、外国人の活用と書類作成業務の代行依頼です。
本記事では、地場ゼネコンで現場管理しつつ、技術士の試験対策セミナーにも登壇されている古市さんのお話を紹介します。
人手不足を解消し、4週8休で残業も少ない環境。
業務の秘訣を教えていただきました。
- 三重県の工業高校土木科卒業
- 土木施工歴は30年以上の大ベテラン
- 1級土木施工管理技士や橋梁点検士、技術士など合計8つの資格を保有
さまざまな分野に携われる人材になれるよういくつもの資格を取得した、と言う古市さん。
50歳を超えても資格に挑戦し続けており、バイタリティ溢れる人物です。
地場ゼネコンの人手不足解消方法2選
人手不足に悩まされる建設業。
古市さんが勤める地場ゼネコンでも、人手不足の問題に直面しています。
「なかなか新しい人が入ってこない」と古市さんは言います。
20代の社員数は0人。
人手不足は、外国人の活用と書類業務の代行依頼で解消しています。
それぞれ詳しくお話を聞きました。
人手不足解消方法①:外国人の活用
古市さんが勤める地場ゼネコンでは、ミャンマー人女性が3名働いています。
3名とも施工管理の仕事をしています。
測量や現場の補助作業を、監理技術者の下で行っています。
大学で土木を専攻した人材ですが、実作業は学んでいません。
知識はあるので、会社で現場作業を学んでいます。
日本語の教育を受けてから来日。
そのため日本語は上手です。
施工管理の女性外国人労働者は珍しい印象ですよね。
「物覚えが早くてとても優秀」と古市さんは言います。
新入社員は入ってきませんが、外国人活用で人材不足を解消できています。
人手不足解消方法②:書類業務の代行
人手不足解消は、外国人の活用だけではありません。
書類作成業務の代行を依頼している点も、人手不足解消方法です。
すべての書類を依頼はできないものの、一部は外注化。
同じ会社でなく、書類作成専門業の方に依頼しています。
- 工事打合せ簿
- 段階確認
- 材料検収
このような書類を作成してもらい、古市さんたちは役所へ提出するだけです。
人手不足の地場ゼネコンだが残業はほぼなし
人手不足解消として、外国人や書類作成業務の代行を活用している、古市さんが勤める地場ゼネコン。
人手不足ではありますが、残業はほぼないそうです。
古市さんが勤める会社では、17~18時に帰る人がほとんどです。
遅くなっても19時には帰るそうです。
毎日定時とはいえないものの、ほとんど残業はしていません。
書類を溜めずに毎日作成
書類作成業務は代行していても、自分で作らなければならない書類はたくさんあります。
古市さんは、現場に行く時間を減らして書類業務を進めている、と言います。
施工管理・現場管理に必要な書類は、ため込んでしまうと提出時が大変です。
毎日書類作成する時間を確保するよう、古市さんは意識していました。
写真の一部は下請業者に依頼
現場に行く時間を減らしたくても、作業中は工事写真の撮影が必要です。
一部の写真撮影は下請業者に任せている、と古市さんは言います。
依頼作業の工事費も上乗せしているので、嫌がらずに対応してくれるそうです。
古市さんと職人さんとの信頼関係もあるので、業務依頼ができています。
嫌われる現場監督の特徴を意識して、良好な関係性の構築も大事な要素です。
4週8休の工事が多く休まなければ減額
残業は少ないが土曜日出勤がよくある、このような地場ゼネコンもあります。
しかし古市さんは、4週8休の実施工事が多く土曜日も休みだと言います。
4週8休で、土曜日休まなければ減額されるシステムです。
「4週8休を実施」と伝えた上での見積依頼でトラブルを避けます。
下請業者も4週8休を踏まえて、見積書を提出します。
土木工事なので国からの発注がほとんど。
そのため4週8休の工事が多く、土曜日は休めるそうです。
業務の都合で土曜日出勤がたまにあるものの、しっかり休めているのが現状です。
地場ゼネコンでも建築は4週8休が浸透していない
施工管理チャンネル by 株式会社ライズの動画にも、「土木はいいな」と建築分野の方からコメントを頂きます。
古市さんが勤める地場ゼネコンではどうでしょうか?
土木のようにうまくいっていないのが現状です。
職人からも、「土日出勤させてほしい」と言われます。
小規模な企業や個人事業主が多く、4週8休では生活が回らなくなるためです。
土木と違って、建築の4週8休の浸透にはまだまだ時間がかかる、と古市さんは推測します。
民間の工事が多く、発注者から土曜日も進めてほしいと言われるケースもあるからです。
まとめ:人手不足でも外国人や外注化で頑張っている地場ゼネコンがある!
大手ゼネコンよりも地場ゼネコンの方が、人手不足は深刻です。
古市さんが勤める地場ゼネコンでは、外国人の活用と書類作成業務の代行依頼で、人手不足を乗り切っていました。
残業も遅くとも19時、さらに4週8休で、自分の時間も確保できています。
さまざまな人の手を活用すると、働き方改革につながりますね。
人手不足の建設業界。
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