ニッカポッカが消えた理由は安全とイメージのため!?工事現場で禁止になった作業服

ひと昔前は工事現場で頻繁に見かけたニッカポッカ。
ひざ下に余裕のあるデザインが特徴の作業着です。
このニッカポッカが工事現場から姿を消しつつあるのをご存知ですか。
その理由は安全と見た目のイメージです。
本記事では、ニッカポッカの語源や着用理由、そして現在は禁止されている理由について解説します。
建設業界ではどんどん決まりやルールが変わります。
変化や改革を知って、建設業界についての知識を深めましょう。
今や現場から消えた「ニッカポッカ」の語源
ニッカポッカはKnickerbockers(ニッカーボッカーズ)が語源であるといわれています。
ゴルフなどの一部スポーツで着用していた、ズボンの名前です。
由来となった名称は、「ニッカーボッカーズ」とホに濁点がついています。
作業着は「ニッカポッカ」で、ホに半濁点がついています。
ニッカポッカは工事現場の代名詞でした。
現場の職人たちは、ニッカポッカを着ているイメージが強い人も多くいるでしょう。
作業着としてニッカポッカを着ていた理由
デイリー新潮によると、ニッカポッカを着ていた理由は、以下のとおりです。
- 裾の揺れ方で風向きを読む
- 裾の揺れ方で風の強さを読む
- 障害物に触れる感覚で危険を予測する
高所作業の多い現場作業。
風や物による転落を防ぐために、ニッカポッカを活用していた説があります。
ニッカポッカが現場から消えた理由
ニッカポッカの着用を禁止する工事現場も増えています。
そのため工事現場からは、ニッカポッカの姿が消えつつあります。
ニッカポッカが消えた理由は、以下の2点です。
①:ヒラヒラしていて危ないから
②:ガラが悪く見えるから
ニッカポッカが消えた理由①:ヒラヒラしていて危ない
風向きを読み取ったり、物に触れて危険予知したりする説のあった、裾のヒラヒラ。
しかしこの部分が危ないといわれています。
現場作業では、挟まれや巻き込まれによる事故が起きがちです。
作業服が機械や材料に挟まり、そのまま作業員が巻き込まれてしまう事故が発生しています。
挟まれ・巻き込まれ防止のために、裾のヒラヒラしたニッカポッカは現場から姿を消しています。
ニッカポッカが消えた理由②:ガラが悪く見える
ニッカポッカが消えた理由は、危険だけではありません。
見た目上の理由も挙げられます。
作業者のためのかっこいい作業着であった、ニッカポッカ。
ガラが悪く見えるイメージのせいで、現場から消えています。
30年前はニッカポッカを履くとモテていた?!
今から20~30年前の話になります。
当時はキャバクラのような飲食店にニッカポッカを着た職人が行くと、モテていました。
同じように建設業界で働く仲間も、同じような感想を持っていました。
スーツを着た状態でお店へ行き、「ニッカポッカの人は素敵か?」と聞きました。
従業員は「なんかキュンとする!」と教えてくれましたよ。
意図的にニッカポッカを履いて出かける職人もいました。
理由はモテるからです。
30年前は建設業を取り巻く環境も違いました。
さらに10年前の1980年代は大工の人数がピークだった時期です。
建設業界の変化とともに、ニッカポッカは姿を消しています。
まとめ:ニッカポッカは危険なため現場から姿を消した
工事現場によっては、ニッカポッカを禁止している場所もあります。
②:ガラが悪く見えるから
YouTubeのコメント欄には、次のようなポジティブな意見も寄せられています。
- ひざまわりの余裕で動きが楽
- 猫のヒゲと同じで触れるとすぐ分かる
- 伝統ある鳶のスタイル
安全のためといっても、ニッカポッカが姿を消すのは、少し寂しい気もしますよね。
この記事の内容は、以下の動画で解説しています。あわせてご覧ください。