Geo Scanを使って高校生がスマホで丁張!ベテラン技術者にも好評な測量アプリ

丁張の経験がない高校生でも、スマートフォンを使って実践レベルで作業ができるのをご存知でしょうか。
株式会社OPTiMに勤める坂田さんは、「Geo Scanなら可能」と話します。
スマートフォンだけで、建設現場の施工管理ができる製品。
測量機器や難しいソフトは不要です。
Geo Scanは、誰でも簡単に1人で測量ができるといわれています。
そこで本記事ではGeo Scanについて、コンセプトや高校生が実践した様子、さらにはベテラン技術者の評判を紹介します。
「技術者がいなくて困っている」「測量できる人がいない」と悩む人は、ぜひ最後までお読みください。
Geo Scan事業責任者の坂田さんの活動
Geo Scan事業責任者の坂田さんは、2021年の立ち上げ以降、日本全国を飛び回っています。
坂田さんは建設会社から以下の内容を、よく相談されます。
- 数年若手が入っていないけどやっていけるのか?
- 規模が小さく5人ぐらいの技術者しかいない
- 測量できる人を1人だけ雇用・外部契約している
すべて人手不足に関わる内容です。
とくに地方ではこの問題が顕著で、現場の技術者不足は大きな課題であると坂田さんも感じています。
Geo Scanを使えば誰でも1人で測量ができる
坂田さんは、中学生や高校生でも1人で簡単にできる、を目指しています。
人手不足を背景に、1人でできるものは増えてきました。
しかし「技術者が1人でできる」では、改善の余地があると坂田さんは強く思ったそうです。
例えば測量は、トータルステーションから自動追尾型に進化しました。
簡単にはなったものの、技術者でないと使いこなせないのは課題です。
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技術者でなくても誰でも1人で測量ができる、Geo Scanはまさにこのコンセプトに当てはまります。
高校生によるGeo Scanを使った丁張の実演
「中高生でもできるのか?」「にわかには信じられない」と、疑う人もいるでしょう。
取扱説明書なしに使うスマートフォンだからこそ、中高生でも測量ができます。
他にも技術者しかできなかった以下の項目が、スマートフォンで作業可能です。
- 丁張
- 墨出し
- 位置出し
- 検査
難易度が高いといわれている、3次元設計データを実際に高校生が作成しました。
高校生がGeo Scanを用いて、「3次元設計データ作成~丁張」までを実践した様子をご紹介します。
▼高校生の実践部分から開始されます!
(出演・撮影協力:福島県立二本松実業高等学校)
高校生たちは初体験ながらに、丁張を設置できました。
地元の建設会社で活躍しているOBからは、「斜めから見たときにラインが通っていて、気持ち悪いほど正確だ!」と衝撃を受けていました。
Geo Scanに対するベテラン技術者の反応
今まで墨出しや丁張に手間・時間をかけてきたベテラン技術者こそ、Geo Scanに驚くそうです。
「自分がこれを使いたい!」と、好評を博しています。
新技術に対して難色を示すベテラン層もいます。
しかしGeo Scanに対しては、「若い頃こんなものがあればよかったのに!」「やっと出てきたか!」と評価。
新人だけでなくベテラン技術者にも好評な点は、架け橋になっているともいえるでしょう。
Geo Scanの利便性と将来性
新技術が出ても、実務の忙しさに追われ勉強できずじまいな現状がありました。
しかしGeo Scanは違います。
スマートフォンで操作するので、事前勉強を積まなくても使いこなせます。
「昔は測量倉庫にオレンジや黄色・黒の箱とか三脚もあったよね」
「でも今はないね」
「え?その倉庫の備品知っている世代なの?」
このようなやり取りが数年の中で起きるのではないかと、Geo Scanに将来性を感じています。
スマートフォンが既存の測量機器の代わり。
そんな未来が近い将来に訪れるかもしれません。
まとめ:Geo Scanは中高生でも簡単に丁張ができる
人手不足を解消するには、1人でできる作業を増やすのも選択肢の1つです。
さらにその作業が、中高生でも簡単にできるのであれば、人手不足解消に大きく貢献できます。
Geo Scanはスマートフォンで使うため、誰でも簡単に測量や墨出し、丁張などが可能。
特別な機器は要らない測量が、すぐそこまで来ています。
Geo Scanを使ったICT対応については、以下の記事で解説しています。
あわせてお読みください。
Geo Scanについてもっと知りたい人は、以下のリンクよりお問い合わせください。
坂田さんがすぐに駆け付けます。
3次元測量アプリOPTiM Geo Scan|OPTiM
この記事の内容は、以下の動画で解説しています。あわせてご覧ください。