建設コンサルタントの勤務実態を深掘り!残業・休日・テレワークのリアル

「建設コンサルタントって、残業が多くてブラックな働き方なのでは?」
このような不安を持つ方も多いのではないでしょうか。
たしかに「建設業=ブラック」と思っている人も多くいます。
実際は残業規制を守って働いているので、ご安心ください。
本記事では、建設コンサルタントとして働くツーブロさんに勤務実態をインタビュー。
「残業」「休日」「テレワーク」の3つの視点からリアルな働き方を紹介します。
さらに気になる年収についてもお聞きしました。
働き方改革が進む中、建設コンサルタントではどのような変化が起きているのか。
あなたの疑問に、現役社員の声を通してお答えします。
建設コンサルタントの勤務実態|残業・休日・テレワーク
設計会社や建設コンサルタントには、残業が多くブラックな働き方をイメージする人もいるのではないでしょうか。
建設コンサルタントで働くツーブロさんの勤務実態として、以下の3点を話していただきました。
- 残業
- 休日
- テレワーク
働き方①:残業について
「残業はしています」とツーブロさんは語ります。
月に45時間を超えるケースもあります。
しかし、2024年4月から始まった残業規制を守った勤務実態です。
- 時間外労働は最大で年720時間まで
- 月45時間を超えて時間外労働できるのは年に6か月まで
- 時間外労働は単月で100時間未満
- 2~6か月の平均が月80時間以内
忙しい時期は部署によって異なります。
ツーブロさんが従事する環境の仕事は、春・夏・秋・冬ですべて調査しなければなりません。
そのため「この時期が忙しい」と決まっているのではなく、通年調査が続きます。
入社した頃のような働き方はしていない、とツーブロさんは振り返ります。
10~15年前の建設業界は、絵に描いたようなブラックな勤務実態でした。
働き方②:休日について
休日出勤も昔ほど多くはありません。
ツーブロさんが勤務する建設コンサルタントでは、手続きを行わなければ休日に会社に入れません。
そのため、日曜日は休めているそうです。
土曜日は日によって出勤するケースもある、と話してくれました。
働き方③:テレワークについて
建設コンサルタントとテレワークは相性がいいといえます。
作業内容が明確であれば、1人で集中して仕事を進められるからです。
ツーブロさんが勤務する建設コンサルタントでも、週に3回までテレワークが可能です。
ツーブロさんは、相談を受けたり決済したりする立場です。
そのため、せいぜい週に1日程度のテレワークしか導入していません。
会社に来て仕事を進める人もいれば、テレワークを可能な限り導入する人もいます。
大手建設コンサルタントなだけあって、自由な勤務実態といえるでしょう。
建設コンサルタントの年収の実態
勤務実態と同様に、建設コンサルタントの年収が気になる人もいるでしょう。
ツーブロさんに年収の実態を、年代別にお聞きしました。
入社して1年目は年収650万円
ツーブロさんは、入社して1年目で年収650万円だったと振り返ります。
当時は残業規制もなく、たくさん貰えたそうです。
残業規制があるため、年収は下がります。
大学院卒の新入社員で、初任給は20万円台後半です。
ボーナスを含めて年収は550万円程度と推測できます。
30歳で年収700万円
30歳になると、年収は700万円台前半まで増えます。
そこからは緩やかに増え、35歳くらいで年収は800万円ほどです。
40歳前後で年収1,000万円
ツーブロさんが勤務する建設コンサルタントでは、40歳前後で課長に昇進する人が多くいます。
このような経緯から、40歳での年収は1,000万円になります。
ツーブロさんも40歳のときには1,000万円貰っていたそうです。
課長になると管理職になるので残業代が出ないイメージですが、ツーブロさんが勤務する建設コンサルタントでは制度が違います。
社内ランクで給与形態が決まるため、役職は関係ありません。
よって、この1,000万円には残業代が含まれるケースもあります。
建設コンサルタントの昇進に必要な資格
ツーブロさんが勤務する建設コンサルタントでは、技術士の資格があれば管理職になれます。
部門によっては、必要な資格が変わります。
例えば農業であれば農業部門、機械であれば機械部門の資格が必要です。
建設部門の技術士でなく、部門に合わせた技術士が必要になります。
技術士という資格の難易度やすごさについては、以下の記事で説明しています。
あわせてお読みください。
まとめ:建設コンサルタントの勤務実態は規制内の残業・休日出勤!
建設コンサルタントの残業や休日・テレワーク事情から、勤務実態を深掘りしました。
残業や休日出勤はあるものの、10~15年前と比べると働き方改革が進んでいます。
残業規制を守り、テレワークも導入されている実態が分かりました。
狭き門をくぐって入社する大手建設コンサルタントでは、年収は比較的高めです。
技術士を取り、40歳には年収1,000万円に到達。
そこまでに、並大抵ではない努力をされています。
建設コンサルタントの人物像や入社条件については、以下の記事で説明しています。
この記事の内容は、以下の動画で解説しています。あわせてご覧ください。