1級土木・建築施工管理技術検定の試験内容変更点は?レベルや出題範囲が変わった!

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タイトル:1級施工管理技術検定試験内容の変更

「新しくなった施工管理技術検定の試験内容はどうなったの?」
試験内容の変更になった点を詳しく知りたい」

施工管理技士を目指すあなたに必要である資格、施工管理技術検定。
2024年度に改正があり、施工管理技術検定の受検要件や流れが変わりました。

【2024年4月~】施工管理検定の改正!これを見れば分かる5つのポイント

2024.07.02

本記事では改正された施工管理技術検定を受けるあなたのために、試験内容の変更点を解説します。
以前、当チャンネルにも登場いただいたひげごろーさんというプロ講師に詳しく解説いただきました。

土木と建築の

  • 問題数
  • 出題範囲
  • レベル

は、どのように変わったのか・出来る対策は何かを、一緒に学びましょう。

1級土木施工管理技術検定の試験内容変更点

1級一次検定はどうだったのか?土木

2024年度7月に行われた1級土木施工管理技術第一次検定は、例年よりも難しくなりました。
試験内容の変更点について、次の3つの観点から説明します。

  • 問題数
  • 出題範囲
  • レベル

問題数:5問増えた

1級土木施工管理技術検定の問題数は、昨年度と比較して5問増えました。
2級も5問増えており、どちらの級でも増えた問題は必須問題です。

60%という合格基準は変わらずです。
問題数が変更され増えたので合格点は上がっています。
5問増えた出題範囲については下記で説明します。

出題範囲:広くなった

1級土木施工管理技術検定では、新たに次の分野の問題が出題されました。

どんな問題が増えたの?
今まで出題されなかった下記分野から出題。

  • 土質力学
  • 水質力学
  • 構造力学

例えば土質力学では、土工時の延長線とも言える土の粒形の問題でした。
土圧のような難しい問題は出題されていません。

一方、構造力学は難しい問題が出題されていました。
曲げモーメントの問題で、図心を求める問題が文章で書かれていました。
計算問題ではないものの、問題文に対する読解力も求められています。

レベル:新たな勉強が必要になった

1級土木施工管理技術検定は、今までの過去問以外にも新たに勉強しないと無理と言えます。
試験内容の出題範囲が広くなったことが大きな要因です。

例えば、モーメントを求める計算問題がありました。
このような問題は建築では出ていましたが、土木では初めて出題されました。
難しさを感じた受検者も多く、新たな勉強が必要になったと言えるのです。

ちなみに増えた5問以外の試験内容・問題については、今まで通りのレベル感でした。
そのため、残りの問題については過去問をやり込めばOKです。

1級建築施工管理技術検定の試験内容変更点

1級一次検定はどうだったのか?建築

2024年度7月に行われた1級建築施工管理技術第一次検定は、内容はほぼ例年通りでした。
試験内容の変更点について、土木と同じく次の3つの観点から説明します。

  • 問題数
  • 出題範囲
  • レベル

問題数:選択問題が必須問題に変わった

最初の15問は選択問題だったのが、必須問題に変わりました。
1級では6/15問が、2級では4/15問が、必須問題です。

選択問題・必須問題って?
施工管理技術検定では、その中から指定された問題数のみ解答する選択問題と、
必ず解答しなければならない必須問題があります。

出題範囲:苦手な分野が避けられない出題範囲になった

必須問題となった建築学では、次の分野が試験内容として出題されています。

  • 建築の基礎
  • 構造
  • 材料

今までは選択問題だったので、「構造力学苦手だから避けよう」という取捨選択が可能でした。
しかし必須問題が増え、苦手な分野も避けずに解答する必要性が出てきました。
幅広い知識がないと点数が取れない、と言えます。

レベル:足切り条件緩和により例年通り~易化

1級建築施工管理技術検定のレベルは、例年通り~易化と考えられます。
足切り条件が緩和され、例年よりも易化した部分があるからです。

足切りって?
応用力を問う問題の正答率で、不合格になる足切り条件がありました。
5肢2択で4/6問正解しなければ足切りで不合格になっていたのです。

この条件のために落ちる人も多く、少し意地悪な制度でした。
しかし2024年度、試験内容の変更により条件が変わったのです。
5肢1択で6/10問の正答率に変更しました。

足切り条件の変更点

  • 出題形式:5肢2択 → 5肢1択
  • 求められる正答率:4/6問 → 6/10問

正答率が下がり、4問も捨てられることになったのです。

足切り条件が緩和されました。
そのため、1級建築施工管理技術検定は、例年通り~易化したと考えられるのです。
勉強法は従来の方法で問題ありません。

ひげごろーさんの土木・建築施工管理技術検定に対する見解

ひげごろーさんの作った模擬試験(建築施工管理技術検定)を使って勉強した19歳の学生6人は、6人とも合格しました。
模擬試験を受けたから受かったのではなく、この模擬試験・授業で聞いたことをいかにやり込んだか、がポイントです。
真面目にやり込んでいれば、実務経験のない学生でも、合格を狙えますよ。

ひげごろーさんについて
▼ひげごろーさんのYoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/@higegoro

▼関西建設学院
https://laisenn.pro/index.html

まとめ:土木は新たに勉強が必要な分野有、建築は従来の方法で苦手を無くして勉強!

1級施工管理技術検定の受検要件が緩和されたことにより、試験内容が変更となりました。
実務経験が不要な分、幅広い分野の知識が必要とされます。

2024年度の1級土木・建築施工管理技術第一次検定ココが変更に!
土木
問題数が増えました。
新たに、土質力学、水質力学、構造力学に関する問題が出題。
今までの過去問にはないので、新しく勉強し直す必要があります。
建築
選択問題から必須問題となった分野があります。
どの分野もまんべんなく、従来の方法で勉強を進めてください。

建築と土木では受検機関が違うので、試験内容の変更・やり方も違ってきます。
今後も動向をチェックし、新たな情報は施工管理チャンネルで共有するので、チャンネル登録してお待ちください。

この記事の内容は、以下の動画で解説しています。あわせてご覧ください。

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