スーパーゼネコンへの転職は難しい?鹿島建設の中途採用情報から分かる条件
「転職先はスーパーゼネコンがいい」
「施工管理するなら大手企業を目指したい」
スーパーゼネコンの新卒入社はハードルが高く、中途採用で目指す人も多くいます。
スーパーゼネコンの代表である鹿島建設の中途入社に必要な条件は、学歴・資格・経験です。
本記事では、鹿島建設の中途採用情報を詳しく解説します。
人手不足だからこそ、即戦力になる経験者は優遇されますよ。
スーパーゼネコン鹿島建設の中途採用情報
スーパーゼネコンである鹿島建設。
鹿島建設のキャリア採用ページに記載のあった、建築系・土木系の施工管理職の中途採用情報を紹介します。
- 給与:月給30万円以上
- 雇用形態:正社員
- 採用形態:総合職
採用時は試用期間があり、6ヶ月です。
選考の結果、試用期間として1年間契約社員となる可能性の記載もあります。
「もう一歩足りない」「少し様子を見て決めたい」という面接結果の場合でしょう。
たとえ試用期間だとしても、解雇は簡単にできません。
期間を決めた契約社員として雇い、会社に合う人材と分かってから正社員として採用します。
仕事内容
施工管理職の中途採用なので、仕事内容は施工管理業務です。
土木系は、土木現場における施工管理業務と記載があります。
建築系は施工管理業務の他に、特定分野における施工支援業務も仕事内容として記載。
施工支援業務についての具体的な記載はありません。
おそらくバックオフィス業務やBIMを使った業務でしょう。
勤務地は日本全国・海外
勤務地は「日本全国・海外」です。
北海道から九州、沖縄も可能性があります。
スーパーゼネコンなので、関東だけでなく、日本全国様々な地でのプロジェクトがあるでしょう。
施工管理なので、着工~完成まで海外に長期出張のようなパターンも考えられます。
ちなみに勤務時間は8:30~17:30。
繁忙度に応じて協定の範囲内で時間労働がある、との記載があります。
36協定で、上限は年間720時間までの特別条項が適用されているでしょう。
残業規制についてはこちらの記事もあわせてご覧ください。
モデル年収例
採用情報にはモデル年収例の記載もあります。
昇給は年1回、賞与は年2回です。
諸手当は、通勤手当や時間外手当、住宅手当などが記載されています。
福利厚生
福利厚生は大手企業の一般的な制度です。
休暇制度は下記のような、様々な制度があります。
- 完全週休2日制
- 年末年始・夏季休暇
- 看護休暇
- 配偶者出産休暇
- 妊産婦通院休暇
さらに社宅や独身寮が本社や支店所在地にあります。
厚生施設やクラブ活動、持株会もあり、さすが大手企業という制度です。
スーパーゼネコンが中途採用者に求める条件3つ
スーパーゼネコン鹿島建設では、求める人材として3つ条件を挙げています。
- 学歴
- 資格
- 経験
これらがなければ、鹿島建設に転職するのは難しいでしょう。
学歴は大卒または高専卒であり、土木であれば土木学科、建築であれば建築学科のような専門の学科を卒業していなければいけません。
資格については、下記のように記載があります。
【土木の場合】
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【建築の場合】
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施工管理技士も2級や技士補ではなく、1級でなければ意味がありません。
さらに土木も建築も実務経験が5年以上必要です。
新人ではなく、即戦力になる経験者でないと正社員として中途採用されません。
建築の場合は上記3点に加え、BIMや外装ACWの経験を有する人を歓迎しています。
BIMの導入率は7割を超えているので、経験者は優遇されるでしょう。
BIMと外装ACWについては必須条件ではありません。
専門学科の高専卒・大卒で1級の国家資格があり、5年の実務経験があることが必須です。
スーパーゼネコンが中途採用時に重視する人物像
重視する人物像には、下記の内容が記載されています。
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鹿島建設はスーパーゼネコンなので、プロジェクトも大規模です。
大規模なプロジェクトにやりがいや意欲を感じられる人に向いている転職先と言えます。
歓迎や活躍中と書かれている部分は、「こういう人が欲しい」という基準です。
鹿島建設の場合は、30~40代の社員が欲しい、と推測できます。
中途入社のスタッフも活躍中、と書くのは、中途入社が不安な人へのアピールです。
30~40代の正社員が欲しい・現在の正社員層として少ないのは、鹿島建設に限ったことではありません。
スーパーゼネコンでも、そうでなくとも、人手が足りず欲しい層であると言えます。
まとめ:スーパーゼネコンへ転職するなら資格・経験必須です
スーパーゼネコンである鹿島建設の採用情報を例に、中途入社・転職の難しさを解説しました。
- 学歴
- 資格
- 経験
学歴は大学の難易度ではなく、専門学科を卒業していることが条件です。
資格と経験のある即戦力になる人材を、スーパーゼネコンも欲しています。
経験はあるけど、資格はない……。
このような人はぜひ来年の施工管理技術検定を受検しましょう。
最新の2024年度の施工管理技術検定の問題解説は、下記で詳しく行っています。
この記事の内容は、以下の動画で解説しています。あわせてご覧ください。