【保存版】施工管理の種類を徹底解説!初心者でもスッとわかる分野別まとめ

YouTubeやネットで耳にする施工管理は、大きな枠であり幅広い仕事内容です。
つまり工事の種類や状況によって、施工管理の仕事は変わります。
「施工管理の違いが分からない」「土木と建築って違うの?」
初心者・未経験者であれば、このような疑問を抱く人もいるでしょう。
そこで本記事では、施工管理の種類について解説します。
施工管理は工事の種類によって、分野が分けられています。
工事の具体例を挙げて、それぞれの特徴をまとめました。
ぜひ最後までお読みください。
施工管理は工事の種類に分けられている
施工管理の工事の種類は、大きく7つに分けられます。
これは施工管理技士(施工管理技術検定)の資格の種類で区分けしたものです。
- 土木
- 建築
- 電気
- 電気通信
- 管
- 造園
- 建設機械
建設機械は少し特殊なジャンルになるため、残りの6種類について解説します。
施工管理技士は、施工管理をする上で最も代表的な国家資格です。
施工管理の種類によって、工事内容や扱う物が変わります。
ちなみに施工管理技士・施工管理技術検定については、2024年にルール改正がありました。
詳しくは以下の記事を参考にしてくださいね。
施工管理の種類①:建築
ビルやマンション、戸建住宅を建てる仕事の施工管理は、建築分野です。
建設業界の中でも、建築は人気の職種といえます。
六本木ヒルズや東京ミッドタウンなどの有名な建築物を建てる仕事に携われるためです。
「自分が建てた!」と分かりやすいのもあり、建築は花形職種といえます。
現場の多くは街中です。
そのため綺羅びやかなイメージを抱く人もいるでしょう。
ビルを建てるには、さまざまな工種があります。
例えば、以下の工事の種類です。
- 電気工事
- エレベーター工事
- 衛生設備
これらを含む工事全体を指揮するため、覚えることが多くあるのも特徴です。
施工管理の種類②:土木
建築と土木は、建設業界では2大分類といわれる、業界を代表する職種です。
そのうち土木工事は、以下のようなライフライン・インフラに関する施工管理といえます。
- 道路
- トンネル
- 橋
- 上下水道
- 鉄道
土木:公共性が高い構造物を建設するイメージ
社会性が高いともいえるため、株式会社ライズに入社する理由として「社会貢献」を挙げる人も少なくはありません。
土木工事は税金が財源になります。
そのため書類や検査は建築と比べて厳しい傾向といえるでしょう。
土木と建築の違いについては、こちらの記事も参考にしてくださいね。
施工管理の種類③:電気
電気設備の工事の施工管理は、電気分野です。
例えば以下のような工事の種類が、電気として挙げられます。
- 照明
- コンセント
- 送電
- 変電
誰にでも馴染みがあり、生活には欠かせない電気設備工事。
電気屋さんの行う工事は、電気工事施工管理技士が管理します。
施工管理の種類④:電気通信
通信に関する施工管理は、電気通信に分類されます。
電気通信工事とは、以下のような内容です。
- 光ファイバー
- LAN回線
- 携帯電話基地局
電気と電気通信は種類が違います。
項目 | 電気工事 | 電気通信工事 |
---|---|---|
主な内容 | 照明、送配電、自家発電設備など | インターネットなどの情報伝達を行う設備 |
代表的な設備 | コンセント | モジュラージャック |
イメージ | 電気を「供給する」ための工事 | 情報を「伝える」ための工事 |
電気通信工事施工管理技士は、令和元年に新設された資格です。
情報通信を行う設備にまつわる工事は、電気通信工事施工管理技士が管理します。
施工管理の種類⑤:管工事
施工管理の種類には、管工事も挙げられます。
管工事は、空調工事と衛生工事の2つに分けられます。
項目 | 空調工事 | 衛生工事 |
---|---|---|
主な内容 | エアコンの設置、給排気用のダクト工事 | 給排水設備、トイレやキッチンの配管工事 |
運ぶもの | 空気 | 水 |
この空調工事と衛生工事をまとめて、管工事と呼びます。
空調・衛生工事では、ダクトや配管を敷設するからです。
例えばトイレは、下水用の配管を通って排水されています。
ビルにあるすべてのトイレは、下水管までの管が接続されています。
空調や水回り設備の設置は、そんなに難しい工事ではありませんが、設備からの配管工事はとても大変です。
このような空調・衛生設備とそれに伴う配管の工事は、管工事施工管理技士が施工管理します。
施工管理の種類⑥:造園
施工管理の種類には、造園も挙げられます。
以下の設備を作るときに、造園施工管理技士が活躍します。
- 公園
- 庭園
- ゴルフ場
植栽や景観づくりのイメージです。
まとめ:施工管理も種類によって内容は違う
施工管理には種類があり、内容はまったく違います。
どんな工事でも施工管理は必要ですが、工事の種類によって活躍する施工管理技士が変わります。
例えばビルの建設であれば建築ですし、インフラ整備であれば土木がメインとなるでしょう。
今後施工管理技士の取得を考えている人は、どんな工事に携わりたいかをじっくり考えてみてくださいね。
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